水染めコードバンの魅力【リーガルのロングウイングチップ WH515】

Alden


今回ご紹介するのは、リーガルの国産の水染めコードバンを用いたモデルです。

私自身が一目惚れして購入した靴であり、ネット上でも水染めコードバンの靴についての記述が少ないことから、ずっとご紹介したかった靴になります。

リーガルとそのコードバン靴

意外と知らない?リーガルについて

引用;https://www.regal.jp/mens-collection/regal-basic-line/page/2/

リーガルは日本製靴株式会社が1961年に、アメリカのブラウン社との技術提携により日本で展開されるようになったブランドです。

その後、日本製靴がブラウン社よりリーガルの商標権を買い上げ、社名も株式会社リーガルコーポレーションへと変更しています。

その後は、日本人の足に合う靴を作ることを目標に発展を続け、ビジネスシーンをはじめとして日本に根付いています。

その特徴としては、アメリカ靴を期限に持つことからグッドイヤーウェルト製法を得意としており、アメトラの流れを組む名作を多数生み出しています。

さらには、70年代のアイビーブームにはVANとのコラボによるVAN regalなどで一世を風靡し、憧れの紳士靴としての地位を築きました。

そんなリーガルですが、現在では廉価なガラス靴のイメージや初めて買う革靴のイメージも付いており、本格靴愛好家からは敬遠されがちなのも事実です。

(私もその一人でした。笑)

しかし、伝統的なアメトラデザイン靴や有名タンナーのアニリンカーフを使ったモデルなど幅広いラインナップに加え、日本製である上にコスパフォーマンスが高いなど、今一度見直すべきブランドであると思います。

リーガルのコードバン靴について

リーガルは長らく定番として、インペリアルグレードで国産のコードバンのモデルを展開していました。

(インペリアルグレード=リーガルの定番ラインです。)

しかし、コードバンの高騰に伴い、一昨年くらいから通常ラインでのコードバン靴の展開を廃止しています。

現在では、高級ラインにあたるRegal tokyoやregal shoe&co、さらにはパターンオーダーなどで国産コードバンを使ったモデルを購入することが出来ます。

また、恐らく付加価値を付けるためか、ここ数年はただの国産コードバンではなく、日本製コードバンの代名詞となりつつある水染めコードバンが使用されています。

その水染めコードバンは新喜皮革製であり、ホーウィン社のオイルドコードバンと対を成す最高品質のものであると思います。

(通常のアニリン染めでは革の芯まで染めるところ、水染めでは表面のみが染まっており革の表情がより楽しめるようになっています。)



私の所有するリーガル WH515のご紹介

基本情報

Model Deta
Brand:regal
Model:wh515
Size:25.5cm EE

リーガルは定番ラインのインペリアルグレードで、長らくプレーントゥとロングウイングチップのコードバン靴を展開していました。

こちらのWH515はロングウイングチップの水染めコードバンの定番モデルになります。

ラストはリーガルの代名詞とも言えるロングウイングチップの2235NAよりもノーズが少し短く、よりクラシックな形となっています。

またソールは、他のインペリアルグレードと同様のダブルレザーソール仕様で、爪先はビンテージスチールで補強しています。

そして、ガラス靴やシボ革モデルと違い、雨に弱いのにもかかわらずストームウェルト付きです。笑

余談ですが、日本製だけあって縫製や革の裁断などは非常に美しいです。

このような部分から個人的にはコードバン×ロングウイングチップというアメトラど真ん中な仕様ですが、日本的なアイビールックに合わせると良い雰囲気が出るのではと思っています。

サイズ感について

25.5EEで窮屈感のない履き心地です。今現在(履き始め3ヶ月)でジャストといった感じなので、もしかしたら少し緩くなってくるかもしれません。

伸びないコードバンかつアメリカ靴の形式ということで、タイトフィットを避けた形ですが吉と出るか凶と出るか…。

ラストのサイズ的には前回紹介したオールデンのチャッカブーツ(バリーラスト8.0E)と大差が無いように思います。

この件については後日使用感を追記します。

水染めコードバンの魅力について

所有するオールデンのホーウィン製コードバンとの比較になりますが、革表面の仕上げは均一でとてもきれいであると思います。

また、色もワインということでバーガンディー系ですが、オールデンの♯8と比べると茶色が強い印象です。

そして、水染めの特徴とも言えるのがその繊細な表情で、革の部分部分で濃淡が見られます。

オールデンの色ムラやエイジングによる色抜けとは異なり、淡く繊細な面持ちです。

また、そのツヤもホーウィンのオイルドコードバンがギラギラと光るイメージだとすると、水染めコードバンは革の奥からヌメヌメと光るイメージで好対照と言えると思います。

一般的には、ホーウィンのオイルドコードバンが最高とされてはいますが、このように国産の水染めコードバンにもまた別の魅力があり優劣をつけられるものではないと思います。

個人的には水染めコードバンはコードバンマニアの方にこそ、所有してみて頂きたいです。

そして、2種類のコードバンを並べる最高の贅沢を是非味わって下さい。

最後に

最初に述べたようにホーウィン社のコードバンに比べると水染めコードバンの情報は少なく、そのエイジングも中々目にする機会も少ないです。

しかし、現時点でも非常に魅力的な革であり、今後のエイジングにも大きな期待を持てると思います。

当分の間は濃淡をより強調するために、無色のクリームでメンテナンスをしていきたいと思います。

また、この靴に関してはエイジングが進み次第またご紹介することもあるかと思います。

そして、日本にもこんなにも素晴らしいものがあるということを少しでも多くの方に知って頂けたら幸いです。

(ホーウィン社のコードバンとオールデンについてはこちら⇒オールデン チャッカブーツ (Alden1339) のご紹介)



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