【夏にぴったりな手縫いモカシン】Quoddy /クオディの#501 BLUCHER/ ブルーチャーのレビュー



今回は先日久々に本格的な靴を購入しましたのでご紹介させて頂きたいと思います。

それはこれからの季節にぴったりなクオディのモカシンシューズになります!

希少な手縫いモカシンシューズを作り続けるQuoddy Trail Moccasinとその定番モデルである#501 BLUCHERについて

春夏のアメカジ・アメトラの大定番シューズであるモカシンシューズとは

「モカシン」は正確には、アメリカの先住民が履いていた一枚革を袋状に縫って作ったスリッポンシューズの総称です。

(イメージ的にはナイキのエアモックの様な形が本来のモカシンシューズの様です。)

しかし、次第に先住民のモカシンに見られた靴の甲をU字形に縫合することを「モカシン縫い」と呼ぶようになり、手縫いによる「モカシン縫い」が施される靴全般をモカシンシューズと呼ぶようになっていきます。

そして、このモカシンシューズは素足に近い履き心地からアメリカを中心にカジュアルシューズとして広く愛されており、クラシックなアメトラ・アメカジスタイルには外せないシューズとなっています。

しかし、この伝統的な手縫いによるモカシンシューズは人件費やスニーカーの人気から廃れつつあり、現在では希少な存在となってきています。

特に本場であるアメリカ製のモカシンシューズさらに希少なものとなってきており、数える程のブランドやファクトリーを残すのみとなってきています。

そして、モカシン製造のメッカ的な存在であるメイン州において、伝統的なモカシンを製造する数少ないメーカーの一つが今回ご紹介するQuoddy/クオディになります。



希少なハンドメイドモカシンを製造し続けるQuoddyとその定番モデルである#501 BLUCHERとは

引用;https://www.arch-heritage.com/blog/mens/2019/04/28/quoddy-blucher/

Quoddy/クオディの名はメイン州のネイティブ・アメリカンである「パサマクォディ族」に由来しており、パサマクォディ族は伝統的な工芸品の数々でその名を知られていました。

特にパサマクォディ族の作るモカシンは接着剤などの人工物を使わない上に、革を足に巻き手で縫い合わせること作業でのみ作られていました。

そのためシンプルの構造ながらも高い技術力を要し、その結果過酷なメイン州の自然の中での使用にも耐えうる頑丈さを持っていました。

1909年、Quoddy/クオディの創設者であるハリー・スミス・ショーリーは、このパサマクォディ族の伝統的なモカシンにインスピレーションを受けてQuoddy 社を設立し、伝統的なモカシンシューズの製造を開始します。

クオディの設立されたメイン州ルイストンはメイン州の中でも特に手縫いのモカシンシューズの製造が盛んな地であり、クオディはその中でもその技術力の高さで有名になっていきます。

このクオディのその高い技術力は多くの有名ブランドの知るところとなり、Ralph LaurenやL.L BEAN、ALDENやALAN EDMONDSなど多くのブランドのモカシンシューズを製造することとなります。

しかし、これら多くの有名ブランドのモカシンシューズは現在では人件費等の問題からアメリカ国内ではなく、南米等のファクトリーにて生産されるようになっています。

そして、それに伴ってメイン州内のモカシンを製造するメーカーもどんどん姿を消して行っているのが現状です。

このような時勢の中においてもクオディはMade in Maineそして伝統的なモカシンシューズの製造にこだわり続けており、現在ではこのような特徴を持った数少ないメーカーとなっています。

そして、このようなこだわりを創業から100年以上も続けているクオディの看板アイテムとも言えるのが、今回ご紹介する#501 BLUCHER/#501 ブルーチャーになります。

#501 ブルーチャーは3アイレット、外羽式のオーセンティックなモカシンシューズであり、ソールには軽度のアウトドアでの使用も可能なビブラム社のキャンプソールが採用されています。

アッパーにはアメリカを代表するタンナーであるホーウィン社のクロムエクセルを使用し、防水性も高く悪天候にも対応が可能となっています。

そして、この靴の最大の特徴がハンドソーン(手縫い)であるという点であり、どの靴も職人が革の繊維方向や状態を見極めながら位置を調整し手縫いしていくことで完成に至っています。

これにより、本物のモカシンでのみ味わえる包み込まれるようなフィット感と、手縫い独特の温かみが生まれ非常に魅力的な一足となっています。

また、モカシン製法と言うと馴染みがない方もいらっしゃるかもしれませんが、紳士靴でいうところのマッケイ製法に該当するのでソール交換が可能であり、末永く愛用することが出来ます。



私の所有するQuoddy の#501 BLUCHERのご紹介

基本情報

Model Deta
Brand:Quoddy
Model:#501 BLUCHER
Size:US8.0D

今回私が購入したクオディの#501 BLUCHERはブラウンのクロムエクセルのモデルになります。

実はモカシンシューズは夏にアメトラ&アメカジに合わせる靴という点で、ずっとリサーチを続けていながらずっと購入することが出来ずにいました。

また、そのリサーチの中で初めはL.L.Beanの定番であるブルーチャ―モカシンのスタイルに非常に惹かれていました。

しかし、現在はアメリカ製でなくなっている点やオールソールをしてまで末永く愛用するといった点では疑問符が付いた中で、本モデルに出会い購入に至りました。

特にクオディのモカシンシューズはアメリカのL.L.Bean本店においても扱われているようで、その点が他のアメリカ製モカシンと迷った際の決め手となりました。

実際に手にしてみて間近で見てみると手縫いならではの作りや温もりがあり、独特のオーラを感じる靴でした。

踵にはクオディのロゴが刻印されており、手入れや履く際の気分を盛り上げてくれます。

また、アッパーにはクロムエクセルが使用されているため、軽い雨位なら問題なく履くことが出来るので利便性の面においても非常に高スペックな一足となっています。

モカシンシューズは今回初めて購入しましたが、キレイ目なアメカジ~アウトドアよりなラフなアメトラな服装まで、幅広い着こなしに合わせることが出来るため非常に満足しています。

履き心地に関してはハンドソーンモカシンならではのフィット感から素足に近い履き心地な上、インソールに軽いクッションが入っている点から軽快さと快適さが両立されています。

ただし、アメリカ製かつ手縫いということもあり、スティッチに関してはズレや飛びも見られます。

また、上記のようにアッパーの革についても職人が繊維の向きなどを考えながら使用していますが、左右で質感が異なっていたり牛が生きていた際の傷跡などが見られます。

クオディはセレクトショップなどの店頭で見かけることもちらほらありますが、ネットでの購入になる場合も多いと思うので神経質な方は注意が必要かもしれません。

しかし、これらの荒々しさとも取れる個体差は、アメリカ製製品の魅力でもあると個人的には思います。

さらには、アッパーのクロムエクセルは長く使用するにつれて魅力的なエイジングをすることで有名な革なので、じっくりと愛用し個性も含めて世界に一足のモカシンシューズに育てる楽しみがあるとも思います。

サイズ感(サイズ選び)について

サイズについてはUS8、ワイズDでややタイト目なフィッティングです。

今回はネットショップにて購入しているため、私自身が所有している他の靴やネットのレビューを参考にサイズを選んでいます。

木型としては幅が狭くUS8でキツめであろうことは予想していましたが、アッパーが馴染みやすいクロムエクセルなので心地良いフィッティングになっていってくれると思います。

ただし、予想以上に甲の部分が低いため、ここがどうなるかが割と懸念要素となっています。

現在、半日程履いた感触としてはフィット感が強く、あと少し伸びれば謡われている通りの素足に近いような感覚が得られそうです。

また、インソールには土踏まずの部分にクッション性のある素材が使用されているため、薄いアウトソールにもかかわらずクッション性は悪くない印象です。

最後に

今回購入したクオディのモカシンシューズアメリカは古き良き伝統を感じることができ、夏のクラシックな装いにぴったりな一足です。

また、今回のクオディのモカシンシューズを手に入れたことにより、他のブランドのモカシンにも興味が出てきてしまっています。笑

そして、現在ではアメリカ製の手縫いのモカシンシューズは非常に希少となっていますので、個人的には産業の保護的な気持ちもあり多くの人に手にして欲しいという気持ちもあったりします。

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