【復活】Patagonia/パタゴニアのDASパーカのレビュー【化繊インサレーションの大定番】

アウター


今回は北国に在住していた際に重宝していた、私の所有するアウターの中でも最高峰の保温力と機能性を持ったアウターをご紹介したいと思います。

それは、大定番アウトドアブランドのパタゴニアが誇る、化繊インサレーションの最高峰モデル「DASパーカ/ダスパーカ」になります。

アウトドアウェアの大定番ブランドであるPatagonia/パタゴニアとその最高峰モデルであるDASパーカについて

パタゴニアの歴史と自然保護について

引用;https://www.websports.co.jp/fs/skiing/31514

パタゴニアの創始者であるイヴォン・シュイナードは自然が豊かな南カルフォルニアで育ち、幼いころから鷹狩りの団体に所属しアウトドアに親しむ生活を行っていました。

そんな、彼は14歳になると鷹の巣を目指して岩壁を降りるという体験を通じて、クライミングの世界に足を踏み入れることとなります。

クライミングを始めたシュイナード氏は各地の岩場へ向かい、多くのクライマー達と交流を持つようになります。

そして、クライミングに取りつかれた彼は、ビッグウォールクライミングを本格的に学ぶため他の若いクライマー達と共にヨセミテへと移動します。

しかし、訪れたヨセミテの岩壁にはクライマー達が残した無数のピトン(=クライミングに必要な杭)が残されており、この光景に衝撃を受けシュイナード氏は繰り返し使用できるピトンの開発を決心します。

(当時のピトンは軟鉄製であり一度岩壁に打ち込んだら引き抜くことが出来ませんでした。)

その後、1957年より彼は独学で鍛冶の技術を習得し、まもなく再利用が可能な程頑丈なクロムモリブデン製のピトンの開発に成功します。

このピトンはクライマー仲間の間で瞬く間に話題となり、クライミングのオフシーズンにはピトンの製造販売を行うようになります。

しかし、次第に手作りでは製造が追いつかなくなり、1965年に同じくクライマーである航空技師トム・フロスト氏とシュナイダード・イクイップメント社を創業します。

そして、この会社ではピトンだけでなくハンマーやカラビナなどクライミングの道具を広く製造・販売し、数年でありかで最大のサプライヤーにまで成長します。

1968年にはシュナイダード氏は、「ザ・ノース・フェイス」の創始者であるダグラス・トンプキンス氏らと共に南米パタゴニアまでの旅をし、アンデス山脈のフィッツ・ロイ山群の登攀を果たします。

(マウンテン・オブ・ストームスというドキュメンタリー映画にもなったそうです。)

この経験が彼自身の中でも大きなものとなり、1973年には社名を現在の「パタゴニア」へと変更しフィッツ・ロイ山群の稜線から着想を得たブランドロゴを採用します。

その後、パタゴニアはフリースの開発や例登山におけるレイヤリングの考え方など、斬新な発明を繰り返し、世界でもトップクラスのアウトドアブランドへと成長します。

(クライミング用品はブラックダイヤモンドというブランドへと受け継がれています。)

創業時より自然保護を目的としていた部分もあり、パタゴニアは環境問題対策についても先進的な企業であることでも知られています。

全て挙げることは困難ですが、商品の永久保証や修理、リサイクル原料やオーガニックコットンの利用など様々な取り組みを行っています。

パタゴニアの誇る化繊アウターの傑作DASパーカ(ダスパーカ)とは

DASパーカは1992年の発売開始以来、パタゴニアの化繊ハイロフトインサレーションの最上位モデルです。

DASパーカはクライミングのビレイの際に着用する「ビレイパーカ(ビレイヤーパーカ)」と呼ばれるウェアであり、この用途のために様々な特徴を兼ね備えています。

(ビレイ=ロープクライミングの際にクライマーの安全確保を行うこと。クライマーの持っていロープの長さを調整したり、ルート指示を行うそうです。)

まずは、ビレイでは極寒の地で止まった状態でいることが多いため、ビレイパーカには非常に高い保温性が求められます。

ちなみにDASパーカの名称中のDASはDead Air Spaceの略であり、空気を閉じ込めて保温性を高めるという意味から取られています。

また、濡れてしまったシェルの上から直接着用することも多くあるため、ビレイパーカは濡れた状態でもその保温性を保ち続ける必要があります。

DASパーカでは中綿にALBANY社が開発した高機能化繊であるプリマロフトを採用することで、ビレイパーカにおけるこの二点の課題を解消しています。

プリマロフトは羽毛と同レベルに細いマイクロファイバーが絡みあった構造をしており、大量の空気を繊維中に閉じ込めるためダウン以上の断熱性・保温性を持ちます。

さらに、プリマロフトは撥水性のあるマイクロファイバーで出来ているため、素材自体が水を含まないため速乾性が高く、また濡れた状態でも保温性を保つことが可能です。

(丸洗いも可能です。)

さらにはDASパーカではプリマロフトの中でもより撥水性と保温性を高めたプリマロフト・ゴールド・インサレーションが採用されており、より機能性を求めた仕様となっています。

また、シェル本体にはDWR (耐久性撥水)加工とポリウレタンコーティングを施した軽量なナイロンが用いられており、優れた耐久性と耐水性、防風性まで持ち合わせています。

フードの形も立体的で防寒性が高く、後頭部のドローコードでワンタッチでの調整が可能です。

外側だけでなく内側にも左右両方にポケットがあり利便性も高くなっています。

また、裾にはドローコードがありフィット感を調整することが可能です。

さらには、これらの機能性に加えて非常に軽量であり、上の写真のようにコンパクトに畳んで収納が可能であり高い携帯性まで備えています。

(写真の収納ポーチも付属します。)

このDASパーカの機能性は極限下での行動を強いられる米軍にも認められ、特殊部隊などにも配備されたという実績があります。

(DASパーカの米軍MARSモデル)

DASパーカはこれらの特徴から発売当初からクライミング限らず多くの人に愛され、パタゴニアの大定番アウターとして認知されていました。

特に、2010年代までのモデルは現行のものとはデザインが異なりよりクラシックなダウンのようなデザインであったため、日本のアメカジブームにおいても大人気アイテムとなりました。

しかし、2016年には惜しまれながらも廃盤となり、今年の復活までは後続モデルにそのポジションを譲った形となっていました。

今年の復活は、多くの方が待ち望んでいたのではないでしょうか。

私の所有するパタゴニアのDASパーカのご紹介

基本情報

Model Deta
Brand:Patagonia
Model:DAS Parka
Color:Viking Blue
Size:S

このDASパーカは私が北国に住んでいた頃に購入した物であり、2014年あたりのモデルであったと思います。

(曖昧で申し訳ございません…。少なくともデザイン変更から一時的な廃盤の間のモデルになります。)

また、復活後のモデルではより中綿が高機能なプリマロフトに変わっており、本モデルよりもやや薄く軽くなっていますが、デザインやサイズ感には大きく変化はありません。

カラーは個人的にパタゴニアらしいと思っているブルーの表地に、裏地もパタゴニアの定番カラーであるゲッコーグリーンのモデルを選んでいます。

DASパーカの保温性は私の所有するアウターの中でも最高峰のものであり、外気温が-10℃前後であってもそこまでの寒さを感じないほどです。

また、さらには手にして驚くのはその軽さであり、ユニクロのウルトラライトダウンと比較してもそこまで大きな差を感じない程に軽量な着心地となっています。

(腕周りに膨らみによる動きにくさなどは感じます。)

防水性や撥水性も謳われている通りであり、雪かきなどで使用して濡れたとしても全く染み込まず保温性を損なうこともありませんでした。

さらには、数年の間「寒い日にはこのアウター」と決めてハードに使用してきましたが、擦れなどによる破れも見受けられません。

また、シルエットはシェルの上から着用すること考慮されており、ややゆとりのあるシルエットとなっていますがそこまでのボリュームは感じないものとなっています。

(中綿の薄さと切り返しのデザインによるものかと思われます。)

デザインについても一般的なダウンジャケットとは差別化が図られたハイテク感と、普遍的なクラシックさの両方を感じるバランスの取れたデザインかと個人的には思います。

これにより、靴だけを見てもハイテク寄りなトレッキングブーツやスニーカーからクラシックなワークブーツまで合わせられる懐の深いアウターとなっています。

(ハイテクさとクラシックさのバランスが丁度良い、ダナーライトを合わせるのがお気に入りです!)

ダナーライトのご紹介はこちら!→Danner Light/ダナーライトのレビュー

このような使用感からDASパーカの「ギア」としてお気に入りの一着となっているので、何かあったとしても公式のリペアサービスなどを使用して長く愛用していくと思います。

サイズ感(サイズ選び)について

171cm、65kgのやや筋肉質な体系で、Sサイズ(SMALL)を購入しアウターとしてのジャストフィットといった形です。

具体的には薄手のシャツでは若干の余裕を感じますが、厚手のネルシャツやニットなどを着るとジャストサイズといった使用感です。

また、パタゴニアの製品は他にも幾つか所有していますが、他のアメリカブランドと同様に基本的にはSサイズがジャストサイズなのであまり気にしていない部分もあります。笑

最後に

ここまでご紹介してきたパタゴニアのDASパーカは、最高峰の機能性やデザインだけに留まらず、利便性やデザインまで高次元で両立したパタゴニアの名品であると思います。

値段は張りますが高い耐久性やパタゴニアの製品保証・修理サービスによって、非常に長く使用することが出来ます。

本気で寒い日に暖かいアウターが一枚欲しいという方にはDASパーカは間違いなくおすすめな一着です。

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