スコッチグレインのシャインオアレイン(SCOTCH GRAIN)【雨の日の通勤靴におすすめの1足】



先日出張で久々にスーツを着る機会があったのですが、今まで出張用として使用してきたリーガルがあまりにボロボロであったため新調しました。

出張用のため雨や汚れに強いことが必要条件の上、連続で履くこともあり、ある程度コスパの良い靴ということで、前々から気になっていた靴を購入することとなりました。

(コスパといっても英国靴などに比べるとといった意味なので、懐に優しい訳ではないです。笑)

その靴はタイトルにもあるように、国産スコッチグレインの誇る防水シリーズであるシャインオアレインです。

国産靴の雄スコッチグレインとシャインオアレインについて

国産メーカー・スコッチグレインの歴史

引用;http://www.tokyo-solamachi.jp/shop/49/

スコッチグレインは1964年に創業したヒロカワ製靴が展開するシューズブランドであり、当初はファッションブランドの靴のOEM製造を行ってきました。

しかし、大量安価に製造することのできるセメント製法の靴の台頭によりOEM製造の業績が悪化、自社ブランド作りを売り出す方向へと方針転換をします。

そして、1978年にスコッチグレインブランドを設立し、トラディショナルという指針を打ち立てます。

当初は知名度もありませんでしたが雑誌への広告などが功を奏し、百貨店などを中心に徐々に販路を拡大していきます。

その後好調に業績を伸ばしていきますがバブル崩壊の影響で景気が悪くなると、靴も売れなくなり在庫が貯まるようになります。

そのような中、積極的にアウトレットモールに出店し在庫を販売することで、業績を立て直した上で知名度を向上させることにも成功します。

現在では、百貨店はもちろん路面店の展開も進めており、非常に勢いのあるブランドとなっています。

職人気質なスコッチグレインの靴について

現在でもスコッチグレインの靴は全てが国内で、グッドイヤーウエルト製法にて製造され、革も国内外から廣川社長自ら選定したものが使用されています。

さらには、1足の靴を作る全ての工程を1人の職人が担当する「ベンチメイド」によって製造されている点からも、非常に職人気質なブランドであると思います。

近年ではJM.ウエストンと技術交流も行っており、今後の動きに注目したいブランドでもあります。

靴そのものとしては、英国調でトラッドなデザインのモデルが多く、日本人の足型に合う木型を多く取り揃えている点が特徴的です。

また、使用されている革の質に対して価格が抑えられており、コストパフォーマンスに優れているのもポイントであると思います。

防水革用いたシャインオアレインについて

シャインオアレインはスコッチグレインオリジナルの防水革を用いたシリーズであり、雨の日も本格靴を履きたい場合の有力な選択肢となっています。

使用されている革は国産カーフに鞣しの段階から防水加工を施したものであり、乳化性クリームの色も入り革本来の自然な表情を楽しめるのが特徴となっています。

シャインオアレインⅢとⅣの違いについて

現在シャインオアレインは、「シャインオアレインⅢ」と「シャインオアレインⅣ」の2種類のシリーズが展開されています。

これらの大きな違いはラストの違いであり、シャインオアレインⅢでは幅広のワイズEEEのラスト、シャインオアレインⅣではシャープなワイズEのラストが採用されています。

それぞれのシリーズで他に大きな違いはなく、ストレートチップやセミブローグなど定番デザインのモデルが揃っています。

購入時にはシャインオアレインⅢとⅣ両方のモデルを履き比べましたが、ワイズ以上にラストの違いを強く感じましたので実際に見てみることをおススメします。

シャインオアレインⅢはショートノーズでクラシカル、Ⅳはロングノーズでモダンな印象でした。

(Ⅳはスコッチグレインのモダンシリーズであるオデッサにも採用されるラストだそうです。)

スコッチグレインのアウトレット店専用のモデルにもシャインオアレインシリーズが存在しているので、そちらも検討に入れることをおすすめします。
見た目&性能はほぼ変わらず二万円程度でシャインオアレインを購入することが出来ます。(通常ラインから質が極端に劣るわけではなく、やや難点がある革を上手く使用することでコストを抑えているそうです。)


私の所有するシャインオアレインのご紹介

基本情報

Model Deta
Brand:SCOTCH GRAIN
Model:SHINE or RAIN Ⅲ(2726BL)
Size:25.5cm、EEE

今回購入したのはシャインオアレインⅢのストレートチップである2726BLというモデルを購入しています。

雨の日のどのような条件でも使用できるよう、フォーマル度の高い黒のストレートチップを選びました。

アッパーには前述の防水革が使用されており、しっかりと水を弾いてくれます。

その質感はスムースレザーの特徴は残していますが幾分かマットな印象で、少しシュリンクしたような表面をしています。

また、履き皺はガラスレザーなどとは異なり、通常のカーフレザーのような皺が入りました。

ライニングにはパンチングが施されており、ゴアテックス程ではありませんが蒸れを防止してくれます。

ソールにはグリップ力と耐摩耗性に優れた、オリジナルのSGソールという合成底が採用されています。

また、スコッチグレインの靴にはオリジナルの樹脂製の簡易シューツリーが付属します。

非常に軽量なため出張などに持っていくのに重宝しそうです。

サイズ感について

ワイズEEEの25.5cmで履き下ろしから、ジャストサイズといった感じです。

この靴はスコッチグレインの上野店にて店員さんに相談しながら購入しましたが、雨の日で蒸れることなどを考慮し私基準ではやや大きめを選択したつもりです。

定員さん曰くソール交換をする頃に羽根が閉じ切るくらいとのことで、この程度でも十分にジャストサイズとのことです。

(現状では羽根は1.5cm程開いています。)



シャインオアレインの手入れについて

強い溶剤は革の持つ防水性を劣化させるらしく、リムーバーや防水スプレーの使用は控えるようにとのことでした。

スコッチグレインの職人さん曰く、通常の汚れ落としは無色の乳化性クリームなどを用いると良いそうです。

(元々乳化性クリームには溶剤が入っています。)

その点以外は、通常のスムースレザーのドレスシューズと同じ手入れを行うことで問題ないとのことです。

また、グットイヤーウエルト製法のため防水性を高めるといった点では、ウエルト部分にクリームを塗りこむことをおすすめします。

余談ですが前述の通り、微かにシュリンクしたような革ですので、私にはワックスで光らせるのは難しく感じました。

(ネットを見ると美しく光らせている方もいらっしゃるので腕の問題ですね。笑)

最後に

シャインオアレインは本革靴の魅力を味わいながら雨に対応できる靴として、非常に魅力的な選択肢であると思います。

また、作りの良さや日本製であることも考えると、3万円台という価格は非常にコストパフォーマンスに優れているようにも思います。

これから梅雨に入りますが陰鬱とした気分を盛り上げるためにも、手持ちに加えることをお勧めしたい1足です。

 



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