パラブーツのシャンボード【フレンチカジュアルの傑作】

Paraboot


今回ご紹介する靴はフレンチカジュアルの大定番である、パラブーツのシャンボードになります。

この靴は雨の日も履ける上品な靴が欲しく購入しました。

その実力は本当に高く、私自身驚いたため改めてご紹介していきたいと思います。

パラブーツの歴史と定番Uチップのシャンボードについて

パラブーツの歴史とその特徴

引用;https://www.paraboot.com/ja

パラブーツを展開しているリシャール・ポンベール社は、フランスの靴職人であるレミー・リシャール・ポンベールによって創立されました。

同氏は渡米中手に入れたアメリカのワークブーツに着想を得、ラバーソールのシューズの製造を開始します。

当時ヨーロッパでは革底の靴がほとんどであったため、同社はラバーソールの製造も自社で行うこととなりました。

そして、そのソールはブラジルのパラ港より輸出される天然のラテックスを用いて、自社で製造されていました。

このことから、誕生したラバーソールシューズのブランド名をパラブーツとしました。

このラバーソールシューズは、その耐久性と機能性から大きな評価を得ることに成功し、現在パラブーツはフランスを代表するシューブランドとなっています。

そして、パラブーツでは今日もソールを自社製造している数少ないシューメイカーであり、その素晴らしい履き心地は他の靴では味わえないものがあります。

また、工程が多く手間のかかるノルウェイジャンウェルト製法を得意とする、数少ないメイカーでもあります。

ノルウェイジャンウェルト製法はウェルトをインソールに対してL字に取り付けることで、堅牢製と防水性を高める製法になります。

上の画像の白いスティッチがその特徴になります。

(靴の製法についてはいずれ詳しくまとめたいと思います。)

さらには、同社で採用されるリスレザーというオイルドレザーもまた非常に高い防水性を持っており、それぞれの機能性を高めています。

このリスレザーはフランスの名門タンナーであるデュプイによって特別に製造されており、オイルドレザーでありながらカーフを用いることでキメが細かく上品な面持ちとなっています。

その魅力はフランス本国でも有名で、独特のツヤが出てくることからフランスの宝石と呼ばれ多くの人に親しまれています。

アッパーにはブランド名の書いてあるタグが縫い付けられており、このタグも同ブランドのアイデンティーの1つとなっています。

フレンチカジュアルの定番シャンボードについて

シャンボードは同社を代表するUチップシューズであり、日本でも非常に人気のあるモデルになります。

その仕様は、先述のリスレザーのアッパーに、パラテックスソールと呼ばれる自社製ラバーソールがノルウェイジャンウェルト製法にて取り付けられています。

このパラテックスソールは、内部に空気を含ませる構造になっており、スニーカーのようなクッション性のある履き心地を実現してくれるそうです。

(リシャール・ポンヴェール社の頭文字「RP」が大きく象られています。)

また、木型は登山用ブーツを元にしたものであり、コロンとした可愛らしい外観となっています。

この靴の凄いところは、ノルウェイジャンウェルト製法というアウトドア仕様で、Uチップ、さらには独特の木型とカジュアル要素を多く含むのにも関わらず、どことなく上品な印象を与える点であるように思います。

そして、さらに魅力的なのがその耐水性です。

どんな雨でも革すら出来ないアッパーに、グリップ力の高いソールと雨靴として最高クラスのスペックを持っています。



私の所有するシャンボードのご紹介

基本情報

Model Deta
Brand:Paraboots
Model:CHAMBORD
Size:UK7.0F

茶系のリスレザーも非常に魅力的ですが、フレンチなノワール(黒)を手にしてみたくこの色を選択しています。

購入して間もないですが、大人気となっているだけあり素晴らしい一足です。

サイズ感について

UK7.0、ワイズFでジャストサイズです。

しかし、この靴はブーツを元にしているだけあり非常に甲が高く、ヒールカップ(踵部)も非常に大きくなっており、サイズ選びが非常に難しくなっています。

甲の高さから、多くの場合はジャストサイズを選んでも羽根が閉じてしまうようです。

実際にヒールカップは広いです。

私は不安であったため、直営店であるパラブーツ青山にて店員さんに相談して購入しています。

購入の際には、上記の問題からUK7.0Fでは多少緩く感じ、店員さんの薦めるサイズからハーフサイズ落とそうとしました。

しかし、芯材に指が指に当たっている点、中材がコルクではなくゴムでありインソールの沈みがないとの説得を受け今のサイズを購入するに至りました。

結果としてこれ以上ない程のジャストサイズです。

仮にワンサイズ落としていたら捨て寸が足りず履けなくなっていたと思います。

これは、シャンボードの木型が甲や踵、ワイズは通常の靴よりも広めなのに対し、長さは寸詰りであるのに起因していると思います。

シャンボードの購入を検討されている方は要注意です。

エイジングや履き心地について

まず、その履き心地は本当に軽快で、パラテックスソール特有の弾むような履き心地と返りのよさからスニーカーを履いているような感覚になります。

その一方で、重量やホールド感は革靴そのものなので、安定感もあり革靴とスニーカーの良いところ取りをした靴であるように思います。

そして、やはりリスレザー独特のツヤや質感は素晴らしく、レッドウイングなどのオイルドレザーとは違う魅力を感じます。

一方で、オイルドレザーとしての機能は素晴らしく噂に違わぬ耐水性があり、雨の日に履いてもほぼダメージは見受けられません。

(水分などは抜けるので雨の日に履いたら手入れは必須です。)

また、よく言われますが「モカ割れ」(モカシン部分の割れ)は、ほぼ確実に起こるようで私の靴でも起こりました。

しかし、カジュアルな面持ちの靴ですし、味として好意的に受け止めています。

(そもそも拝みモカという二枚の革を合わせる構造であり、さらに屈曲部となるので割れるのは当たり前な気がします。)

最後に

シャンボードはジャケパンなどの上品なスタイルから、アメカジ寄りのカジュアルなスタイルまで幅広く対応することができる懐の深さを持った靴です。

そして、さらには雨にまで対応できる利便性まであるため、最高におすすめ出来る一足であると思います。



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