バブアーのインターナショナルジャケット(Barbour Internatinal)のレビュー【世界初のライダースジャケット】

アウター

靴に関する投稿が続きましたが、今回は私の所有するアウターをご紹介したいと思います。

それは、イギリスを代表するアウトドアブランドであるバブアーのインターナショナルジャケットです。

近年非常にメジャーになったこのブランドですが、まだまだこのモデルに関する情報が少ないと感じたのでご紹介させて頂きます。

イギリスのアウトドアスタイルを体現するバブアーとインターナショナルジャケット(Barbour Internatinal)について

イギリスを代表するアウトドアブランドであるバブアー(Barbour)とは

バブアーは英国のオーセンティックなアウトドアスタイルを体現するブランドです。

雨の多いイギリスでは様々な防水生地が生まれており、バブアーではオイルドコットンという特異な生地でその名を知られています。

バブアーでは狩猟、乗馬、フライフィッシングなど、上流階級の人々の趣味に合わせた様々なモデルを展開しています。

そして、その実用性と品質から英国王室御用達【ロイヤルワラント】の栄誉を授かるブランドでもあります。

そんなバブアーですが、最初は港の漁師たちのための防寒具として発展しており、その防水性は折り紙つきです。

しかし、その代償としてオイルが他の服に移る、匂いがキツイなどのデメリットがある服でした。

現代ではオイルも改良されており、匂いやベタつきも抑えられているみたいです。

80sヴィンテージのビデイルジャケット

引用;https://item.rakuten.co.jp/brandmystar/h-5627-0126847/

また、バブアーで特徴的なのは故障しても、その独特の雰囲気から傷や補修の後も味となる点です。
さらにはオイルの補充を繰り返すことで、レザーとはまた違う独特のツヤが出てきます。

こういった点から、バブアーのアウターは長く愛着を持って使用できる、一生物の銘品であると思います。

世界初のライダースジャケットであるインターナショナルジャケットについて

引用;https://www.japan.barbour.com/item/detail/1_2_MWX0004-18AW_1/BK51

今回紹介するインターナショナルジャケットは、バブアーを代表するモーターサイクルジャケットであり、全てのライダースジャケットの原型となったモデルです。

(同じくオイルドコットンを扱うベルスタッフのロードマスターを原型とする説もあり、日々論争があるとかないとか)

その歴史は古く、現在バブアーの定番として展開されている乗馬用のビデイル、狩猟用のビューフォートよりも古くから販売されています。

そしてその最大の特徴は、採用されているオイルドコットンの厚さです。

ビデイル、ビューフォートはミディアムウエイト6オンスのところ、インターナショナルではヘビーウエイトで8オンスです。

この厚さがあることで、バイクのような速度で走り雨を受けても染みることなく、また転倒時の被害軽減にも繋がります。

デザインとしてはばたつきを抑えるための腰ベルトに、地図を入れて取り出しやすい斜めのポケット、動きやすいラグラン袖など実用的な仕様になっています。

その実用性から、もはや伝説とも言えるハリウッドスター、スティーブ・マックイーンもバイクレースで使用していました。

一方で、着こなしの上で非常に主張する金ボタン!

現在はペイントされたボタンですが、ビデイルやビューフォートなどの定番モデルも過去には金ボタンであり、過去の意匠を残しているとも言えるでしょう。

インターナショナルの黒に金ボタンが合うから残ったのでは?と、個人的には思っています。

私が所有するインターナショナルジャケットのご紹介

基本情報

Model Deta
Brand:Barbour
Model:Internatinal jacket
Color:Black
Size:34

このインターナショナルジャケットは私が始めて購入した本格的なアウターです。

当時の私には、清水の舞台から飛び降りるつもりでなければ買えない額であり、購入にあたり色々と調べたのを今でも覚えています。
当初はバイク用としての使用をメインに考えていましたが、今では寒いとバイクに乗らなくなったので街着としての方が登板回数が多くなりました。

(歳を取りました。笑)

購入した当時は、3つ並ぶロイヤルワラントとmade in Englandの文字に高揚したのを覚えています。

そして、忘れてならないのはバブアーオリジナルタータン!

その頃の私はタータン=Burberryのイメージがあり、他ブランド固有のタータンチェックというだけで涎ものでした。(今も変わってません。笑)

防寒性としては、5度以下でもニットを着れば問題なく、0度付近でも別売のライナーを取り付けることで平気なのでかなりハイスペックではないでしょうか。

バイクに乗った際はライナー+ニットorフリースで気温5℃付近までならなんとかいけます。というよりは、それ以下の温度帯は下半身と末端が冷えて厳しいです。

ライナーはパイル地で非常に暖かいですが、イギリス製ではない上に上質なニットが買える値段なのが…。

サイズ感(サイズ選び)について

サイズは171cm65kgでサイズ34を選んでいます。

これでニットの上からでジャスト、ニット+ライナーでジャスト〜ややキツイくらいです。

これより大きいとシャツにジャケットといった服装でバイクに乗ると胸囲が余り、バタつきが出るということでの判断です。
そもそもこのジャケットは胸囲が非常に大きく、サイズ34でビデイルの36と大体同等です。

(別記事で紹介する予定ですが所有するビデイルはサイズ36です)

結果としては街着でもラグラン袖のもっさり感がギリギリでない範囲で、スッキリと着れていると思います。

また、バブアーにはSLフィットという日本限定のスリムフィットがあり、街着のみの場合や細身の方はそちらの方がスッキリと着られると思います。

エイジングについて

まず第一に、オイルが抜けてきているのでそろそろリプルーフの時期ですね。

普段のお手入れは着用後に豚毛のブラシで、ブラッシングする程度です。

またバイクで雨に降られたりもしているので少し縮みが出たのか、縫製部にデニムで言うところのパッカリングが出てきています。

まだまだ着れるこの一着、今後どのようになっていくの非常に楽しみです。

最後に

バブアーの中では、金ボタンや独特のサイズ感から敬遠されがちなこのモデルですが、独特の雰囲気があり個人的には非常にかっこいいと思います。

英国潜水艦の制服のモデルにもなった服なので、ミリタリー調に合わせることもできますし、意外と懐の深い服でもあるように思います。

故、スティーブ・マックイーンに憧れて星条旗ニットと合わせてみました。

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