Le Tricoteur/ル・トリコチュールのガンジーセーターのレビュー【超おススメの本格派ニット!】

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今回は私が長年愛用し、心からおススメできると感じるル・トリコチュールのガンジーセーターをご紹介したいと思います。

私自身、初めて購入した本格的なセーターでもあるので思い出の一着でもあります。

ガンジーセーターというと比較的マイナーな存在かもしれませんが、その確かな性能と素晴しい品質をこの機会に多くの方に知って頂きたいと思います。

フィッシャーマンセーターの元祖ガンジーセーターの魅力と定番ブランドであるLe Tricoteur/ル・トリコチュールについて

フィッシャーマンセーターの元祖とも言われるガンジーセーターとその魅力について

引用;https://commons.wikimedia.org/wiki/File:United_Kingdom_in_its_region_(Guernsey_special).svg

ガンジーセーターはイギリスの南、フランスとの間にあるチャネル諸島の中にあるガンジー島で、漁師のために編まれてきた伝統的なフィッシャーマンセーターになります。

その歴史は非常に古く、1857年にはイギリスの英雄ネルソン提督が海軍用の衣料として採用したという記録も残っているようです。

引用;https://www.bluedun-outdoor.com/letricoteur_guernsey_sweater.html

ガンジーセーターは厳しい海での使用に耐えるため、シンプルながらも様々な工夫がなされています。

まず、防風性と防水性を高めるために使用されるのは未脱脂のウールであり、さらにはその糸を強く撚った上で詰めて編むことでよりその性能を高めています。

その高い性能はセーターの重量の30%の水を含んでも保温性を保ち、湿気を感じさせないとも言われています。

また、その上で船上での動きやすさを確保するために高い伸縮性を持ち、特に脇や腰、腕周りなどの編み方にも工夫が見られます。

さらには暗い海での着用をスムーズにするために首回りをはじめとして、前後の区別のない形状となっておりガンジーセーターの最大の特徴となっています。

このような優れた特徴から、ガンジーセーターはアランセーターやフェアアイルセーターなどといった他のフィッシャーマンセーターやマリンウェアの原型となったとも言われています。

また、ガンジーセーターにおいてもアランセーターのようにボディ部分などに家や村ごとのシンボルや様々なモチーフが編まれることもありますが、今回ご紹介するようなプレーンなセーターが日本市場では多くなっています。

 



ガンジーセーターの定番ブランドであるル・トリコチュール/Le Tricoteurについて

引用;https://bshop-inc.com/brand/24/

ル・トリコチュールは1964年にイギリスのチャネル諸島の一つである、ガンジー島で設立されたニットメーカーです。

(ガンジー島がイギリスとフランスの間にあることから、イギリスのブランドにもかかわらず「Le Tricoteur」はフランス語がブランド名となっています。)

特に、1800年代から伝わる伝統的な製法を用いて作られるガンジーセーターが非常に有名であり、同社はガンジーセーターの定番ブランドとして知られています。

現在ではボディやや袖部など大きなパーツは機械編みとなっていますが、そのボディと袖のつなぎ(リンキング)は今も手編みで行われ独特の温かい雰囲気を持っています。

(手編みを行ったニッターのサインも付属し、細かい点ですが所有欲を満たしてくれます。)

また、その袖の付け根と裾の部分には帆船の縄梯子を表すモチーフが編み込まれており、デザイン上のアクセントとなっています。

さらに、袖下にはマチがつけられ、胸との間には伸縮性を高めるガーター編みがなされるなど、フィッシャーマンセーターとしてのガンジーセーターのデティールをしっかりと守っています。

襟も伝統的なガンジーセーターの仕様である保温性の高い立ち襟を採用しており、前後の区別がないものとなっています。

そして何よりも、このような伝統的なガンジーセーターをガンジー島で、頑なに生産し続けているという点も大きな魅力ではないでしょうか。

また、ル・トリコチュールではこのような伝統的なウールのガンジーセーターだけではなく、春夏にも着用が可能なコットン製のガンジーセーターなども展開しています。

着こなしに新鮮さを与えてくれますので、興味のある方は調べてみることをおススメします。

余談:ガンジーセーターのもう一つの定番ブランドであるガンジーウーレンズ/Guernsey Woollensについて

現在、日本でガンジーセーターを取り扱うブランドとしては、前述のル・トリコチュールの他にガンジーウーレンズというブランドが定番として知られています。

こちらも1974年にガンジー島で設立されたブランドであり、こちらもル・トリコチュールと同様に高い品質で多くのファンがいるブランドです。

そのガンジーセーターはボディや袖は機械編み、ボディと袖のつなぎ(リンキング)は手編みであり、製法においてはル・トリコチュールと大きな違いはないようです。

ただし、ル・トリコチュールのガンジーセーターは今回ご紹介するプレーンなものが殆どとなりますが、ガンジーウーレンズではボディに様々なモチーフなどが編み込まれたものやクルーネックのものなど様々なデザインのセーターが展開されています。

さらには、定番のプレーンなガンジーセーターのシルエットについても、ガンジーウーレンズのものの方が着丈が短く現代的なものとなっているように感じます。

(フィッティングについては私の主観も入っているかと思います。)

どちらのブランドも品質等は間違いないものなので、個人的には好みと入手のしやすさ等で判断してしまって構わないかと思います



私の所有するル・トリコチュールのガンジーセーターのご紹介

基本情報

Model Deta
Brand:Le Tricoteur
Model:WOOL GUERNSEY SWEATER
Color:Navy Blue
Size:38
KNITTED IN GUERNSEY ISLAND U.K.

私の所有するル・トリコチュールのガンジーセーターは定番のウール製のもので、カラーは公式の写真にも採用されているネイビーを選んでいます。

(写真映え0ですね…。)

また、カラー展開は比較的豊富ですが、他の定番色であるピュアアラン(白)やオートミールでは他の色に比べてウールの脱脂が少ないのか、後述するウールの脱脂も少ないため獣臭が強いのでやや注意が必要です。

(妻がオートミールカラーのカーディガンを所有しているので経験済みです。笑)

セーターとして体のラインにしっかりとフィットするようなフィッティングですが、前述の通り非常に動きやすく理にかなった構造をしているのを感じることができます。

また、着用してみると労働着をルーツとしているにもかかわらず上品な印象があり、襟付きのシャツにバブアーのオイルドジャケットなどを合わせたカントリー的な着こなしがしたくなります。

保温性についてはヘビーゲージニットにもかかわらず打ち込みも非常に強くなっているので、その厚み以上に高い保温性を発揮します。

(関東の11月くらいまでの気温ならばアウター無しでも過ごせそうなほどです。)

また、このヘビーゲージかつ打ち込みの強さからニット製品にありがちな、毛玉も殆どできないのでニット自体が痩せることもなく非常に長く使用できそうなのも素晴しい点であると思います。

ただし、その分セーターとしてはかなり重い部類になるかと思いますので、重ね着をする際にはやや疲労感を感じるかもしれません。

余談にはなりますが、ガンジーセーターは未脱脂のウールを使用しているため購入直後は羊由来の獣臭がします。

着ているうちに臭いは落ち気にならなくなっていきますが、気になる方はウール用洗剤を用いてぬるま湯で押し洗いをするとかなり改善するので参考にしてみて下さい。

その場合は、セーター自体がやや縮むのと当然ウール内の油は多少なりとも抜けるので自己責任でお願いします。

(私のセーターサイズ的には問題がなかったため実施せず、縮めたい&臭いのキツかった妻のカーディガンでのみ実施しました。)

サイズ感(サイズ選び)について


171cm、65kgのやや筋肉質な体系で38サイズを購入し、ジャストフィットといった形です。

脇のマチなどの部分から細かい箇所にはゆとりを感じますが、ボディ周りにはフィット感を感じるのでが正常なサイズ感であると考えています。

また、ガンジーセーターは打ち込みが強いのでアランニットなど同様のローゲージニットと比較すると伸びは出辛く感じますので、試着時のジャストサイズを購入して問題ないように思います。

なお、袖丈が非常に長いですが、これは防風性を高めるためにリブを折り返して着用することも考えられているので仕様と捉えてしまって良いかと思います。

最後に

総じてこのル・トリコチュールのガンジーセーターはイギリスのニット文化の良さを十二分に感じることのできる名品であると思います。

また、イギリス製でこれだけのこだわりを持って製造されているのにもかかわらず2万円前後という価格も非常におススメ出来る点であり、初めての本格的なニットやプレゼントとしても素晴しい一品です!

カーディガンもライトアウターとして非常におススメなので、見かけたら手に取ってみて下さい!

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