Schott/ショットのワンスター 613USのレビュー【アメリカンライダースの王道】

アウター


私生活が忙しく投稿間隔が空いてしましましたが、最近は段々と暖かくなりバイクにも乗る機会が多くなってきました。

そのような中で少し前に購入したお気に入りのライダーズが馴染んできたので、今回ご紹介したいと思います。

今回購入したのは、アメリカンライダースの王道とも言えるSchott/ショットとOne Star 613USになります。

アメリカンライダースの王道Schott/ショットとワンスター 613USについて

アメリカの老舗ライダースブランドであるSchott/ショットについて

引用;https://www.freaksstore.com/category/2_SCHOTT/

ショットは1913年にニューヨークのイーストブロードウェイにて、ショット兄弟(アーヴィン・ショット、ジョン・ショット)の二人によって設立されました。

当初はレインコートの製造を行っていましたが、1928年に世界で初めてジッパー開閉式のライダースジャケット「Perfect」シリーズを開発します。

(「Perfect」はこのライダースをデザインしたアーヴィン・ショットの愛飲する葉巻の名称から取ったそうです。)

このライダースジャケットは従来のフロントボタン式のライダースとは、比較にならない程の防風性があり多くのライダーの支持を受けることになります。

その後、第二次世界大戦ではショットはその信頼性の高いもの作りから、アメリカ軍へpi-kピーコートやA-2フライトジャケットいったアウターを支給することとなります。

そして、戦後の1953年に公開された映画「The Wild One(乱暴者)」の影響により、ショットの人気は確固たるものとなります。

この「The Wild One」は当時のモーターサイクルカルチャーを描いた話題作であり、映画界だけでなくファッション界やバイク文化にも大きな影響を与えたことで知られています。

引用;https://www.britannica.com/topic/The-Wild-One

特に名優マーロン・ブロンドの演じる主役「ジョニー・ステイブラー」のジーンズにライダースそしてブーツという着こなしは多くの若者に影響を与え、男性の服飾史における大きな転換期とも言われています。

そして、このジョニーが着用したライダースジャケットがPerfectシリーズのワンスター613であると言われたことにより、ショットはライダース代名詞とも言える程の人気を獲得します。

しかし、「The Wild One(乱暴者)」で着用されたのはショットのワンスターではなく、デュラブル(Durable)というメーカーのワンスターであったようです。

確かに、ジョニーのワンスターは襟に4つスナップボタンがあり、一方でショットのワンスターではスナップボタンは2つであることからも見て取れます。

その後もショットは高品質なライダースジャケットの生産を続け、ラモーンズやピストルズをはじめとする多くの愛用者を獲得し続けます。

そして、ショットのライダースジャケットは現在に至ってもアメリカで職人達の手によって作られており、その品質の高さと価格のバランスから世界中にファンを抱えるブランドとなっています。

Schottのワンスター613USについて

「613」は先述のショットの代名詞でもあるPerfectシリーズのダブルの定番ライダースであり、「ワンスター」の通り名の通り肩のエポーレットに星形のスタッズが施されているのが最大の特徴です。

その他のジャケットの仕様としてはアメリカンライダース(アメジャン)の王道と言えるものであり、ボックスシルエットに短い着丈、肩にはアクションプリーツが備わっています。

さらには、腰ベルトやコインポケットなどの細かいデティールも、正にど真ん中のアメリカンライダースと言える仕様となっています。

また、ショットのPerfectシリーズはバイクでの使用を前提に、頑丈なクロム鞣しのステアハイドを基本として作られており、613も基本的にはステアハイドになります。

(ステアハイド=生後3〜6ヶ月以内に去勢され、2年以上経った牡の成牛の革)

話を613に戻しますと今回購入した「613US」は、日本におけるショットの正規代理店である上野商会が展開する別注モデルになります。

613USではオリジナルの613から肩幅と身幅、腕回りの太さと袖丈を日本人向けへリサイズした上で、細かいデティールが60年代や70年代のワンスターに見られる仕様へと変更されています。

(星形のスタッズが現行のリベットタイプから1970年代のツメタイプへ変更されていたり、腰ベルトのバックルが60年代仕様の八角形へと変更されているなど。)

これらの変更により、アメリカンライダース特有の野暮ったさが減少した上で、ヴィンテージに見られる細部の雰囲気が感じられる仕様となっています。

とは言ったものの、現在日本にはオリジナルの613(全世界展開モデル)はほとんど入ってきておらず、多くの場合は613USか後述する613USTを選択することとなります。

(上野の老舗中田商店や舶来堂の別注ワンスターもありますが多くの場合は、613USの型紙を使用していることが多いように思います。)

また、現在日本では613USからさらに肩幅を詰めた上で、着丈を1インチ伸ばした613USTも定番として販売されいます。

こちらはさらにスタイリッシュなライダースとして幅広い服装に合わせやすく、新たな定番として人気を集めています。

さらに、ショットのPerfectシリーズには、古くから「618」という大定番のダブルライダースがあります。

こちらはエポーレットに星形のスタッズがない点を除けば613と仕様上の違いはほとんどありませんが、シルエットや腰ベルトがやや上についていたりと微妙な違いがあります。

この618は日本においてもオリジナルのモデルのみの展開となるので、オリジナルの613のよなシルエットを求めるならばこちらの購入も視野に入るかと思います。


私の所有するSchottのワンスター613USのご紹介

基本情報

Model Deta
Brand:Schott
Model:One Star Riders Jacket 613US
Size:38

これまでファッションブランドのラムスキンのライダースを所有していたことがあったものの本格的なライダースは今回が初めての購入であり、所有する感動が非常に大きく驚いています。

形は王道とも言えるダブルライダースですが、重厚感がファッションブランドのものとは異なり、サイズ感や着こなしを間違えると浮いてしまいそうな存在感があります。

さらに、613USはアメリカンライダース特有の着丈の短さがあるので、インナーを工夫する必要があります。

(バイクに乗る際に硬いジャケットの裾が、足などに干渉しないよう着丈が短くなっています。)

裏地にはキルティングが施されており、街着ならばインナーによっては真冬も着用できそうな防寒性があります。

アメリカ製ですが各部の縫製等は中々きれいであり、ジッパーなどもオリジナルのものが使用されており高級感も感じることが出来ます。

サイズ感(サイズ選び)について

171cm、65kgのやや筋肉質な体系で38サイズを購入し、ジャストフィットといった形です。

今回は原宿のショットの実店舗にて購入しましたが、ライダースのサイズ選びについては胸囲ではなくウエストで合わせるべきとのことでそれに準じたサイズ選びを行っています。

一方で、ライダースジャケットはタイト目に着る方も多く、サイズ選びも自分の目指す着こなしによる部分が大きくなるかと思います。

私の場合は流行り廃りに関係なくアメカジの街着からバイクでのツーリング用までを考えて、店員さんと相談の上ジャストサイズで購入しております。

このサイズ感では中にTシャツ一枚で肩幅と胸囲がやや余るが、ウエストはジャストサイズといった感じです。

また、バイクに乗る際の防寒では薄手~中厚のスウェットを中に着て肩幅と胸囲がジャスト、腕回りとウエストがややタイトといった形になります。

なお、613USはまだまだアメリカンなボックスシルエットであり、ジャストサイズを選んでも肩幅が余るパターンが多いかと思います。

私の場合も613USでは若干肩幅が余り気味であり、613USTでは肩幅もジャストといった形でした(共にサイズ38)。

しかし、実際に購入し革が馴染むことで肩のラインにカーブが出てきて、ほぼジャストといった形になりました。

(定員さんにも伺いましたが馴染むことはあっても伸びることはあまりないようなので、それを見越したサイズ選びは危険だそうです。)

なお、参考までに、ワンサイズ下の36では中にTシャツ一枚でフロントをやっと締められるかぐらいでした。

着心地について

非常に重く、さらに最初は革が硬いので、万人にとって着心地がよいとは言い難いかと思います。

しかし、馴染んできてからは革の重さが心地よく、柔らかくなってきた革が吸い付いてくるような気持ちよさがあります。

(この感覚がやばくてですね…早くも二着目が欲しくなってきています。笑)

革質について

革質に関してはステアハイドなのでやや傷やムラ等も見られますが、厚手でハリがあるものが用いられています。

皺については大きく荒めに入るのでワイルドな印象になり、シープやラムといった革のライダースとは異なった存在感があります。

ショットよりも革質が良いと言われているブランドもありますが、ショットの革質は現在販売されているライダースの中では十分に良い部類に入るかと思います。

また、ネット等でも言われているようにショットの革は比較的硬くないらしく、厚みがある割には馴染みやすいようです。

私自身も最初の数日は苦労しましたが、革靴と同様にプレメンテをしたお陰かあっさりと馴染んだように思います。

バイクウェアとしてのショットワンスター613US

今回はバイクウェアとしての利用を前提としてワンスターを購入しましたが、思っていたよりもかなり快適に運転をすることが出来ます。

防風性能だけでなく乗車姿勢の保ちやすさなども中々高く、そして何よりテンションが上がるのでまだまだ化繊のライダースよりもイケてるように感じます。

特に、フロントジップを一番上まで締めると自然とライディングに適した形になる点には、ライディングギアとしてのカッティングのすごさを感じます。

一方で、重くて疲れる、雨に弱いなどの弱点は当たり前のように存在するので、気持ちでカバーする必要があります。

(個人の感想です。笑)

最後に

ずっと欲しかった「革ジャン」、ライダースの購入&ご紹介ということで、非常にテンションが上がっておりました。笑

ショットは革ジャンの初心者から上級者まで多くのファンを抱えるだけあり、その定番であるワンスターは間違いのない銘品であると思います。

特にその独特の雰囲気やストーリー性には多くの方が惹かれる魅力があり、そして実際に手にしてみると予想以上の満足感が得られました。

当分は以前ご紹介したチペワのエンジニアにショットのワンスターという、「The Wild One(乱暴者)」のマーロン・ブロンドのコスプレでバイクを乗り回したいと思います。

コメント

  1. S より:

    全部そうなんですが、レビューを書くのに歴史を書く必要無いよね?

    • tanqueray25 より:

      S様

      コメント&ご意見をありがとうございます。

      私自身がブランドの成り立ちを知ることで、
      物欲を刺激される人間なので…。
      それも魅力の内として紹介させて頂いておりました。

      結果として半分以上は私の自己満足的なものに
      なってしまっているかもしれません。

      読みにくかったとしたら申し訳ございません。
      もう少し簡潔にまとめる必要も感じていますので、
      参考にさせていただきます。

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