【ポロシャツの元祖にして王道!】LACOSTE/ラコステのL1212のレビュー

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今回は夏のキレイ目な着こなしに欠かせないアイテムであるポロシャツを購入したので、ご紹介させて頂きたいと思います。

それは、ポロシャツの元祖であり王道でもあるラコステのL1212になります!

LACOSTE/ラコステとポロシャツの元祖であるL1212について

ラコステの歴史とポロシャツの元祖であるL1212の誕生

引用;https://www.lacoste.jp/corp

ラコステの創業者であるルネ・ラコステは1920年代に活躍したフランスのプロテニスプレイヤーであり、フェアプレイと独創的なプレイスタイルで有名な選手でした。

彼のキャリアの中でも特に有名な逸話となっているのが、1923年のデビスカップにはオーストラリアの強豪選手との試合です。

この試合で彼はフランス代表のキャプテンとワニ革のスーツケースを賭けており、試合には惜しくも敗北するも非常に粘り強く戦ったそうです。

この逸話がアメリカのジャーナリストの耳に入り、「ラコステはワニ革のスーツケースを手に入れることは出来なかったが、その戦いはワニのようだった」と報じられます。

このことをきっかけにルネ・ラコステは「くらいついて放さない」彼のプレイスタイルも相まって、「ワニ」の愛称で呼ばれることとなります。

そして、1927年春に開催されたデビスカップでは愛称の「ワニ」の刺繍を左胸に施した白いブレザーを羽織ってコートに入場し、多くのメディアからの注目を集めます。

(なお、この際に用いられたワニのデザインはアーティストのロベール・ジョルジュによるものであり、これが現在のラコステのロゴの元になっています。)

引用;https://www.lacoste.jp/lacoste-brand/lacoste-history

ルネ・ラコステは1925年から1929年にかけて一連のグランド・スラムで10勝を挙げてその名声を確固たるものとします。

その一方で、彼は発明家や事業家としての才能持ち合わせており、ラケットなどのテニス用品についても優れたアイディアを持ちそれを形にしていきました。

そして、その最大の発明と言えるのが80年以上も前に彼が開発し、今も愛され続けるポロシャツの原点「L1212」です。

このポロシャツの原点たるL1212は、1933年に画期的なテニスウェアとして開発されました。

ルネ・ラコステが活躍した1920年代のテニスウェアは、伸び縮みのない布帛シャツとロングパンツという非常に動きにくいものでした。

1932年ラコステ氏はこのテニスウェアの問題を解決すべく、フランスで大手繊維企業を経営するアンドレ・ジリエと共に伸縮性の高い生地の開発に着手します。

そして、その一年後である1933年にラコステ氏は伸縮性が高く通気性の良い鹿子編み(プチピケ)を採用した半袖シャツを開発し世に送り出します。

これが全てのポロシャツの原点であるL1212であり、このポロシャツの開発を機に同年1933年ブランド「ラコステ」を設立することとなります。

このラコステのポロシャツはその機能性の高さから瞬く間にテニスウェアとして普及し、ラコステ自体も様々なテニス用品の販売を手がけるブランドとして成長を続けます。

この原動力ともなったのが、今ではお馴染みのポロシャツ左胸にある「ワニ」のロゴマークです。

ポロシャツ「L1212」が開発された当時は、ブランドロゴを直接商品に使用することはほとんどなく非常に画期的なことでした(車等では見られたようです)。

このロゴマークによる絶大な宣伝効果により、ラコステとポロシャツはその知名度を飛躍的に高めることとなりました。

1950年代になるとポロシャツはデイリーウェアととしての需要も高まることとなり、これをきっかけにラコステは本格的にファッション業界への進出を始めます。

そして、ラコステは現在に至るまでフランスらしいエレガンスさとスポーティなテイストを併せ持つブランドとして確固たる地位を築いていくこととなります。



全てのポロシャツの原点であるL1212の特徴とそのバリエーションについて

先述のとおりラコステのL1212は世界中で愛されるポロシャツの大定番であり、それ故に様々な仕様やバリエーションが存在します。

ラコステはEU諸国と北米、日本を中心とするアジアではそれぞれ別の企画で製品が製造されており、L1212においても基本的な仕様は同じですがサイズ感や素材感などが若干異なるものとなっています。

これは近年始まったものではなく、過去にも北米で流通するラコステ製品はIZOD (アイゾット)社が製造を行っており、現在のラルフローレンのポロシャツのように後ろの裾が長い仕様となっていました。

(この通称IZOD LACOSTEに対し、かつてのフランス製のヨーロッパ流通モデルはタグに記載される文言からCHEMISE LACOSTEと呼ばれることもあるようです。)

日本では1990年代まではヨーロッパ企画のフランス製ラコステが輸入されていたようですが、生産国の変更(EU諸国)や日本代理店の設立などに伴い正規の輸入はなくなったようです。

そして現在では日本代理店による日本規格の製品が存在しており、日本で流通するL1212のほとんどはこの日本企画のモデルになります。

(EU企画のラコステ製品は並行輸入や日本代理店のシーズナルモデルなどで一部入手することが可能です。)

L1212に共通の特徴としては、まずルネ・ラコステが開発した通気性と伸縮性に優れた鹿子編みのボディを採用していることと左胸に「ワニロゴ」の刺繍があることが挙げられます。

その他の特徴としては前盾が細めかつ長めであり、袖も短すぎずクラシックかつエレガントな印象を与えるようなバランスとなっています。

また、襟も自然なロールを描くようになっており、上品さやエスプリを感じることのできるポロシャツとなっています。

現在日本で展開されているラコステの定番ポロシャツであるL1212ALとその特徴について

日本企画では様々なフィッティングのポロシャツが展開されていますが、L1212として展開されているのはクラシックフィットのモデルであるL1212AL (過去品番:L1212A)というモデルになります。

今回私が購入したモデルもこのL1212ALであり、一般的に他国のL1212と比較されるのもこのモデルになります。

日本企画であるL1212ALにおいての特徴としては高品質な日本製であるということと、用いられる素材が高級綿の代名詞ともなっているスーピマコットン100%であるという点が挙げられます。

そして、この素材と物作りの丁寧さから日本企画のL1212は、耐久性が高い上に上質な経年変化をすることで高い評価を受けているようです。

また、希少な超長綿であるスーピマコットンを採用したボディは上品な光沢がある上に非常に滑らかな着心地であり、シンプルさの中で上質さを追求した一枚となっています。



私の所有するLACOSTE/ラコステのL1212のご紹介

基本情報

Model Deta
Brand:LACOSTE
Model:L1212AL
Color:Navy
Size:3(US-S)

今回私が購入したL1212は、上でも述べているように日本規格のクラシックフィットのモデルあるL1212ALになります。

カラーについてはホワイトやブラック並んで、個人的にポロシャツの大定番であると思っているネイビーを選んでいます。

実は今回購入したL1212が私自身初ラコステであり、これまではラルフローレンのポロシャツを愛用していました。

そのため、ラルフローレンのポロシャツが私の基準となっている部分がありますのでご了承を願います。

(本来はポロシャツの元祖はラコステのL1212なので、少し変な感じもします。笑)

デザイン的な特徴については上でも述べていますが、「シャツから発展してできたポロシャツ」といった名残を感じる非常に上品な印象です。

前盾や襟については勿論ですがアームホールの太さも程よくゆとりがあり、袖もやや眺めで半袖シャツのようなエレガントさを感じます。

この印象から着用することで春夏の着こなしを上品にまとめてくれるので、ローファーやオールデンなどの革靴を履きたい際にも重宝しそうです。

そして、やはり左胸に付くこの「ワニ」ロゴはやはり特別な趣があるように感じます。笑

また、着心地については他のポロシャツで感じるような鹿の子編み特有のザラッとした肌触りがほとんどなく、スーピマコットン100%の素晴らしさを感じることのできる着心地となっています。

耐久性についてはまだ購入したばかりなので不明ですが、生地も薄すぎるということもなく縫製も綺麗なため悪くはなさそうな印象です。

ラルフローレンのポロシャツが色落ち等を含めて味の出る経年変化をする印象なので、ラコステのL1212がそれに対してどのような変化をしていくのかにも注目していきたいと思いまうす。

サイズ感(サイズ選び)について

171cm、65kgのやや筋肉質な体系でサイズ3(US-Sサイズ)を購入し、ジャストといったサイズ感です。

ワンサイズ下のサイズ2も試着しましたが肩のラインがかなり内側に入る上に袖もかなりタイトな着用感であったため、今回のサイズがジャストサイズかと思われます。

日本企画のラコステはUSサイズなので、基本的にはラルフローレンなどのアメリカブランドなどと同様のサイズで大丈夫そうです。

最後に

私自身ラコステのL1212はずっと欲しいと思っていながら中々手にする機会なかったのですが、やはり素晴らしい一枚でした。

特に素材や各部のデザインバランスなど、シンプルが故に実際に手に取ってみないと分からない魅力に溢れていました。

今後近いうちに別の色やEU規格のL1212など、色々と手を出してしまいそうな程にハマっています。笑

服好きならポロシャツの元祖・大定番として間違いのない一枚なので、一度は手に取ってみることをおススメします!

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