梅雨も明け、非常に暑い日が続いていますが皆様はいかがお過ごしでしょうか。
私事ではございますが6月、7月と仕事の関係でホテル暮らしをしており、中々ブログをアップすることが出来ておりませんでした。
仕事も落ち着き家に戻ることが出来ましたので、今月からは本格的に投稿を再開していきたいと思います。
さて、今回は夏も本番ということで、サングラスの王道であるレイバンのウェイファーラーをご紹介していきたいと思います。
サングラスの王道レイバン(Ray-Ban)と不朽の名作ウェイファーラー(Wayfarer)について
レイバンの歴史と名作ウェイファーラーの誕生について
引用;https://www.ohmyglasses.jp/brands/rayban
レイバンは1863年にアメリカで創業した「ボシュロム社」の1ブランドとして誕生します。
創業当初ボシュロム社は光学機器の輸入や眼鏡のフレームの製造を行っていましたが、次第に輸入に頼っていた光学ガラスの製造の国産化を進めます。
その光学ガラスの品質は非常に高いものであり、国内でのシェアを次第に拡大していきます。
そのような中ボシュロム社は米空軍の要請を受け、航空機パイロット用のサングラスの開発を手がけます。
このサングラスは大きな評価を受け、1937年には「レイバン-サングラス」として一般向けに販売されることとなります。
引用;https://japan.ray-ban.com/sunglasses/detail.php?product_id=38&select_products_class_id=120
このサングラスは現在で言うところのアビエイターというモデルで、現在でもレイバンの定番モデルとなっています。
その後、ボシュロム社はサングラスのブランドそのものをレイバン(Ray-Ban)とし、さらに業績を拡大していきます。
(Rey-Banはそのまま光を遮断するという意味であり、そのブランド名からもサングラスの本質を大切にしていることが伺えます。)
そして、1952年にレイバン最大のヒット作にして、サングラスの代名詞ともなった名作モデルが誕生します。
そのモデルこそが今回ご紹介するウェイファーラー(Wayfarer)であり、半世紀以上経つ現在でも多くの人々に愛され続ける名品です。
ウェイファーラーが誕生した50年代のアメリカではロックンロールが世を席巻している時代であり、ウェイファーラーは当時のミュージシャンやセレブに愛用されたことから非常に高い知名度を得ます。
またその結果、ウエイファーラーは当時の若者達の憧れのアイテムとして認知され、「自由」を表現するアイコンとしての側面を得るようになります。
その後も多くのミュージシャンやハリウッドスターに愛され続けたウェイファーラーは、サングラスの代名詞として君臨し続けていきます。
しかし、1999年にレイバンのブランドはボシュロム社から、イタリアミラノのルックスオティカ社の傘下となり、それに伴いウェイファーラーなどの多くのモデルはアメリカ製からイタリアへ製へと変更になります。
そして、2004年には天地幅の狭いニューウェイファーラーが発売され、従来のウェイファーラーは廃盤となってしまいます。
(天地とはレンズの縦幅のことであり、ニューウェイファーラーではこれが狭くなることでフレームが横に広いような印象になっています。)
一旦製造が終了した元祖ウェイファーラーですが、多くの要望もあり2007年に復活を果たし現在もレイバンの主軸モデルとして販売が続けられています。
レイバンの定番レンズG-15とB-15について
軽量化とコストカットのため多くのサングラスがプラスチック製のレンズを採用する中、レイバンのサングラスでは多くのモデルでオーセンティックなガラス製のレンズを用いています。
特にウェイファーラーなど多くのモデルで採用されるG-15というグリーンのガラスレンズは、レイバンのサングラスの代名詞とも言える色であり「レイバン・グリーン」と呼ばれています。
G-15のGはグリーンレンズを表し、15という数字は可視光線の透過率が15%であることを表しています。
また、このG-15は見え方が非常に自然であるという点で非常に評価が高く、視界がやや暗くコントラストが高まる一方で、色調があまり変わらないという特徴があります。
もう1つの定番ガラスレンズが、G-15のブラウン版といった形のB-15であり可視光線の透過率もG-15同様の15%となっています。
可視光透過率は同じですが、見え方はG-15と比較するとやや明るく感じるので見え方の好みで選ぶのも良いかと思います。
そして、これらのガラスレンズには純度の高い光学レンズが用いられており、濁りや歪みが少なく長時間の着用でも疲労感を感じることが無いようになっています。
また、ガラスではありますが強化処理を施しており、耐久性の面でも全く問題なく使用することが可能です。
近年ではこれらのレンズに加え、最新の偏光レンズの技術を用いたクロマンスレンズなど様々なレンズを選択することができます。
現行のウェイファーラーの種類について
現在世界中の国で愛されるウェイファーラーですが、非常に多くのバリエーションモデルがあり私自身も全てを把握することはできてはいません。
しかし、定番については購入の際に下調べを致しましたので、記載していきたいと思います。
まず、定番のウェイファーラーと呼ばれるモデルが、オリジナルウェイファーラークラシック(型番:RB2140)になります。
そして、このモデルには欧米流通モデルあるRB2140(USフィット)とアジア流通モデルであるRB2140F(フルフィットまたはJPフィット)の二種類が存在しています。
フルフィットのモデルではアジアの人々の顔にフィットしやすくするために、フロントの傾斜を抑えた上でカーブさせておりノーズパッドも高めとなっています。
どちらのモデルが合うかは人それぞれかとは思いますが、USフィットのノーズパッドはかなり低くなっているので購入の際には試着をオススメします。
また、RB2140Fには52mm、54mmの2種類のフレームサイズがあり、それぞれの印象も異なります。
(定番は52mmであり、54mmがワイドフィットという扱いかと思います。)
なお、欧米流通モデルのRB2140ではフレームサイズが50mmとなりますが、フレームのフロントの形状が異なるので、着用した際の印象はフルフィットモデルの52mmと大差ないかと思います。
このオリジナルウェイファーラークラシックに対して、新定番として発売されているのが前述にもあるニューウェイファーラーになります。
こちらにも同様にフィットおよびサイズの違いがありますが、膨大になりますので今回は割愛させて頂きます。
私の所有するレイバンのウェイファーラー(Ray-Ban Wayfarer RB2140F)のご紹介
基本情報
私の所有するウェイファーラーはフルフィットモデルのRB2140Fであり、フレームサイズも定番の52mmになります。
カラーは黒のフレームにレンズは前述のG-15であり、所謂王道のウェイファーラーになります。
形としてはシンプルな「ウエリントン型」であり、様々なテイストで違和感なく着こなせるデザインであるかと思います。
しかし、天地の幅は比較的広くクラシカルな印象が印象もありますので、違和感がある場合は天地の幅が狭いニューウェイファーラーを試すことをオススメします。
(個人的にはこの野暮ったさがロックな感じがして、好みであったりしますが。笑)
また、定番のウェイファーラーは現行でもイタリア製で作りもよく、価格から考えると非常にコストパフォーマンスが良いかと思います。
余談ではありますが、レイバンのサングラスは非常に偽物・コピー品が多く流通しており、その対策として純正のレンズには工夫がなされています。
まず、一目で分かり所有欲を満たしてくれるのが、右目のレンズに印刷されるRay-banのロゴです。
そして、2つ目が写真にはうまく写りませんでしたが、左のレンズに刻印されるR-Bのアルファベットです。
これらがあるからといって本物であるという保証にはなりませんが、判断のための1つの基準になるかと思います。
ウェイファーラーの使用感について
使用感についてはG-15の評判通りで遮光性は勿論のこと非常に自然な見え方で、サングラスをかけていることを忘れてしまことがある程でした。
一方で、フルフィットのモデルでアジア向けではありますが、日本メーカーのサングラスや眼鏡に比べるとノーズパッドは低めに感じます。
また、レンズがガラス製なのでプラスチック製レンズのサングラスと比較すると重く感じるかもしれませんが、私は日常で重い眼鏡を着用することが多いので気にはなりませんでした。
気になるようでしたらレイバンにはプラスチック製のレンズを採用するモデルもあるので、試してみることをオススメします。
最後に
サングラスというと日々使用するといったものではなく、必要性を感じる場面も中々ないかと思います。
一方で、そのようなアイテムだからこそ、普遍的で長く使用することのできるものを選ぶということを個人的にはオススメします。
私自身サングラスを頻繁に使用することはありませんでしたが、このウェイファーラーを購入してからはその恩恵を知ると共にサングラスの使用頻度が非常に上がりました。
これは、いいもの所有⇨使いたいという思いが、結果としてクオリティーオブライフを高めてくれたという良い例かと思います。
これから、まだまだ暑い日が続くと思うので、是非一度レイバンのサングラスを手にとってみることをオススメします!
(写真は今年の3月、ハワイのロイヤルハワイアンホテル内のマイタイバーにて)
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