これまで本ブログでもご紹介してきたようにチャンピオンと言えばキングオブスウェットと呼ばれる程にスウェットが有名ですが、その他にも大定番と言えるアイテムが沢山存在しています。
今回はその中でもアメリカ本国で“Heavy Weight T-shirts(ヘビーウエイトTシャツ)”の代名詞とも言われた名品である、T1011(ティー・テンイレブン)をご紹介したいと思います。
Champion/チャンピオンこだわりのヘビーウエイトTシャツであるT1011とは
T1011の歴史とMADE IN USAに対するこだわりについて
1919年に創業したスポーツウェアメーカーであるチャンピオンですが、その中でも特に長い歴史を持つアイテムがT1011になります。
その歴史はチャンピオンが1930年代に77QS(セブンセブンクォータースリーブ)と呼ばれるヘビーウエイト生地のTシャツが、アメフトのなどの練習着としてアメリカの大学に支給されてたのに始まります。
77QSはその頑丈なボディからその評判を呼び、大学スポーツのみならずプロスポーツの練習着や軍隊の訓練着としても採用されていきます。
その後、各部のアップデートが加えられ誕生したのがT1011であり、ヘビーウエイトTシャツの代名詞としてアメリカ本国においても長く愛されたモデルでした。
また、各大学や企業のプリントTのベースとしても広く使用され、現在でも古着などでその味わいのある変化を楽しむことが出来ます。
そんなT1011ですがアメリカ本国での販売は1990年代に途絶えており、現在では日本代理店の注文によって日本向けにのみ作られ続けています。
しかし、現在も製法はおよびアメリカ国内で製造(MADE IN USA )が続けられており、T1011の伝統は守られています。
また、素材も厳選された米国産ジャージーコットンを100%使用し、7オンスものヘビーウエイトに仕上げられています。
(オックスフォードグレーのみ綿90%、レーヨン10%です。)
そのため耐久性はTシャツの中では最高峰とも言える程であり、着こむごとに味の出るためエイジングも楽しめます。
首元はバインダーネックと呼ばれる仕様であり、別生地のリブをボディに挟み込んで縫製し、伸びにくく非常に頑丈なものとなっています。
また、ボディについても脇から横腹にかけての継ぎ目および縫製のない一枚の布で仕上げた丸胴仕様となっており、肌触りのよさも格別なものとなっています。
首裏にはチャンピオンのイメージカラーでもあるトリコロールのタグが付き、左袖にもチャンピオン製品にはお馴染みのCロゴが縫い付けられています。
このような様々なこだわりの結果、T1011は無地のTシャツとしてはやや高コストとなっていますが、その唯一無二の質感から、大定番アイテムとして多くのファンに愛され続けています。
私の所有するヘインズのChampion/チャンピオンのT1011(ティー・テンイレブン)のご紹介
基本情報
Brand:Champion
Model:T1011(pocket t-shirt)
Color:White&Oxford Gray
Size:M
今回は夏に一枚で着るためにポケット付きの半袖クルーネックを2色購入しております。
(ポケット無しのヘビーウエイトTシャツは、先日ご紹介させて頂いたヘインズのビーフィーを所有しているということもあります。)
現在のT1011は無地の半袖のモデルに留まらず、ポケット付きのモデルや長袖、5分袖のモデルなどシーズンごとに様々なモデル展開がなされています。
生地については7オンスということで硬さも感じますが、U.S.Aコットン特有のサラッとした快適な肌触りがあります。
(7オンスとなるともはやライトオンスのスウェット並みの厚さですね。笑)
ただし、私の所有するT1011は着こむ前のため、今後着心地等に変化がありましたらこの記事に追記させて頂きます。
また、オックスフォードグレーはアメリカの古着のTシャツに見られる霜降りのグレーであり、独特の風合いを持っているのでエイジングにも期待が持てそうです。
(プリントTシャツver.も欲しくなります...。)
全体としてはすっきりとしたシルエットにポケットとCロゴがポイントとなり、一枚でもクリーンな印象を与えられそうです。
そのため、個人的にはワイルドなアメカジというよりも、アイビーテイストなアメトラやカレッジスポーツの雰囲気で着こなすのに向いていると感じています。
なによりも無地のTシャツにも関わらず独特の存在感があり、シンプルな着こなしを格上げしてくれるような安心感があります。
サイズ感(サイズ選び)について
171cm、65kgのやや筋肉質な体系でMサイズを購入し、すっきりとしたジャストといったサイズ感です。
現在未洗いの状態ですが現在のT1011は販売時点で洗いがかけられているため、ここから縮みが出たとしても極端なものにはならないかと思います。。
(サイズについても着こんだ後に追記させて頂きます。)
結論としては日本規格のアイテムですので、日本企画のヘインズやユニクロなどの日本ブランドのTシャツのサイズで問題ないという印象です。
(そもそも日本企画のチャンピオンはヘインズブランズジャパンが展開しています。笑)
シルエットとしては未洗いの状態でも比較的スッキリとしており、武骨さよりもクリーンな印象です。
最後に
今回ご紹介したチャンピオンのT1011は現在購入が可能な中では非常に貴重な純アメリカ製のTシャツあり、コストに見合った素晴らしい一枚です。
無地Tシャツはたかが無地のTシャツではありますが、一枚で着るとなるとシンプルが故に大きな差の出るアイテムでもあります。
このT1011はキレイ目なアメカジに合わせる無地Tシャツとしては間違いなく最高峰の一枚なので、興味のある方は購入可能な内に一度手に取ってみることをおススメします!
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